メンテナンス方法
外壁の見栄えや性能を長期間維持するためのポイントを伝授!外壁の点検ポイントや、お手入れ方法、長持ちさせるコツをご紹介します。
点検ポイント
外壁工事をして新築のように生まれ変わったら、その状態を長く維持するためにしっかりメンテナンスしていきましょう。
普段から、外壁のそばには物を置かないようにして風通し良く、そして汚れを見つけたらこまめに落としましょう。
外壁の変化を定期的に点検し、住まいの状態を常に把握しておくことが大切です。日頃から、目で見るだけでなく壁に触れて塗膜のチョーキングや劣化、ひび割れがないかなどを確認しましょう。
また、サイディング外壁材では、次の4項目を点検してください。
壁の亀裂点検
壁に亀裂が生じていないか、欠けがないか。特に、地震が起きた後は、釘周囲の亀裂やズレがないかを確認しましょう。
塗膜点検
塗装面の汚れ、褐色、チョーキングが目立つ場合は塗装が必要です。
シーリング点検
シーリングに剥離や亀裂が生じていないかを点検しましょう。
その他の点検
金属部材や化粧部材の欠損がないかを確認しましょう。
日常のお手入れ方法
日頃のお手入れは水洗いが基本です。
ほこりや土などの汚れがついた場合は、ホースなどで水をかけながら、塗装面を傷つけないようにスポンジや柔らかいブラシ、雑巾などで汚れを落としましょう。
水洗いで汚れが落ちない場合は、中性洗剤をぬるま湯で溶かしてからブラシでこすります。
最後は水洗いで洗剤をしっかり落としておきましょう。
ここで注意! ホースを使う場合は必ず上から下に向けて水がかかるようにしてください。強い圧力で下から上に水をかけると目地から水が入りこむ恐れがあります。
外壁塗装を長持ちさせるコツ
より、外壁をながもちさせるには再塗装の目安よりも早い時期に塗り替えをするのがおすすめです。
早い時期に塗り替えを行うことで、外壁材が傷みにくくなり、塗装も長持ちしやすくなるためです。
そこで、耐久年数の長い塗料を使うのがポイント。
南側の塗料と、北側の塗料の種類を変えるなど、立地条件や日射量に応じて塗装を行うことも、外壁を長持ちさせるコツです。
サイディングを重ね張りするのも一つの方法
外壁に傷みが生じている場合は、塗り替えではなくサイディング材に切り替えるリフォームを検討するのもアリ!
建物の構造がしっかりしていれば、外壁を下地として使う「重ね張り方法」ができます。また、構造部も補修が必要であれば「張り替え工法」による施工が可能です。
もちろん、単純な塗り替えよりは費用が割高になりますが、断熱性や遮音性が向上するなどのメリットがあります。